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無線のシズルーJI1KZN

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イマドキの無線遊びはムード?無線ぽっさ、らしさ:無線のシズルが大事 JI1KZN/ひがしやまとFT620

ジャンクハンディは息を吹き返すか・・・C450

80年代、90年代のハンディ機は、とても手になじみデザインもなかなかいい感じ。
特にケンウッドはF1の勢いもあって元気いっぱいだったかもー
私はジャンクがあると、思わず手を出してしまう。
この手のハンディ機でよく言われていることに、コンデンサーの液漏れが原因でこれを交換すれば息を吹き返すーというもの。

先日のジャンク市で求めたのはトリオのTH-78、スタンドードのC450。
ジャンクハンディは息を吹き返すか・・・C450_b0163129_10294988.jpg

前者はなんか変との店主のコメント、千円。テストするとFズレが結構激しい。ツマミはジャンク在庫のTH-K47のものをつけた。後者は、送信はするけど変調が変、テストすると電源を入れるといきなり送信、PTTを押すと変調がかかるという症状。確かに送信は変だわー笑 二千円。

まずは、コンデンサーを求める。基板実装型を求めるのが正道だけど、私はあえてミニコンデンサーを選ぶ。価格は半額の15円。基板実装は外すのもつけるのも難しい。外すのはしかたがないとしても、つけるのに苦労していては前に進めないーと考えたから。

まずは、完全ジャンクのTH-K47でコンデンサーを外す練習。
少しでも無理すると基板をいためるーらしい。こういうのは数をこなすことでスキルが身につくのが教訓だから復活不可能のジャンクで練習してりみることに。
半田をあてて少しずつずらすーセオリー通りで意外にあっさり外れる。
ジャンクハンディは息を吹き返すか・・・C450_b0163129_10312622.jpg

漏れが起きていて基板がかなり汚れている。ためしにCを計ると定格通りーこれも意外。なんかショートとか壊滅していてくれば方が交換がい?があるような気も。
さて、TH-K47の中身をつぶさに観察すると、建てた基板のCは、これは外せない。
ジャンクハンディは息を吹き返すか・・・C450_b0163129_10315484.jpg
トリオのTHシリーズのC交換が大変ときいていたけど、それを目の当たりしたという印象。

で、真打のC450は・・・これは上下、左右にスペースがあるので外しやすい。ルーペーで観察すると、じんわりと液漏れが起きているのがわかる。
ジャンクハンディは息を吹き返すか・・・C450_b0163129_1032142.jpg

外してみると基板が酷いことになっている。
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それでも導通はあるのでこのまま半田を盛れば、なんとかなると思いきや。半田がのらない。 フラックスが邪魔になっている。これは、除去液を使ってどこまで綺麗になるかが復活のポイントといえそう。左はなんとか持った状況です。交換用のCは実装型を選ばずに正解だったかも・・・

今回はここまでー除去液を求めて再度チャレンジしてみます。
それにしても、巷では再生品が売られていたり修理を成りあいにされている方もいらっしゃるようですが、私のこの2台をばらしてみた印象では、これは修理というより復元作業。高度なスキルで復元させて、動態保存するとのはよいとしても、どこまでハンディとして使えるかーこれはかなり疑問です。
by web-mat | 2011-05-22 10:41 | 無線日和

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