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無線のシズルーJI1KZN

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イマドキの無線遊びはムード?無線ぽっさ、らしさ:無線のシズルが大事 JI1KZN/ひがしやまとFT620

いまここに現存する幸せ

誰でもこの趣味におちた原点のようなものを持っているはず・・・
私はこの昭和42年型のスタンドードの市民無線〈合法50mW)が、まさに無線の原体験だ。
これを親父が買ってきたときは私は小学2年生、兄と一緒になって相当盛り上がったものだ。
兄の分と2台あったけど、私の分は失われてしまって今はこれ1台。最近物置から発掘した。
おそるおそる蓋を開けて006Pを装填、ボリュームスイッチを回すと、ガサガサ・・・・サー頼りなさげに30年?振りに息を吹き返した。しばらくほっておいたら、少しゲインを戻してきて、思い切って送信すると、お相手のICB-87Rは、大先輩に敬意を表してか、とても優しい柔らかな変調を再生してくれた。
いまここに現存する幸せ_b0163129_128137.jpg

以前ローカルのシャックを訪問したときに、その方の親父さんがつかっていたナショナルのCBトランシーバーが飾ってあって、存在感たっぷりでいい感じだった。
考えてみると無線の原点とも呼べるものが、今ここに現存していることーそれはかなり幸せなことだ。

当時このトランシーバーで感じた野原で見えない相手と話しができる驚き、マンションの高層から思わぬ距離で交信したときの興奮、まったく知らないヒトの声が聞こえてくる不思議・・・実はそういうことって、今の無線遊びの悦楽と何ら変わらない。ヒトの趣向って、そう大きく変わらないーこれを手にして、ふっとーそんなこと考えている。

先日兄貴に、この古いトランシーバーの発掘の快挙を告げると・・・「それってヤフオクで高く売れないか・・・」ってドライな発言・・・・・うちの兄貴は、今も昔もそういうヒトだ。
by web-mat | 2010-06-08 01:33 | 無線日和

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